1日目 【 王外道 編 】 その2
この [ アザミ属 ] の花序には様々な チョウ が訪れます。
ヒラヒラと舞い降りたのは、
【 ホソバヒョウモン Clossiana thore jezoensis 】 です。
この種も、日本では北海道特産種。
さて、北海道特産の チョウ を何種見る事ができるか?
この林道でも、[ アザミ属 ] の花序が沢山見られ、チョウ が吸蜜に来ています。
最初に見られたのは、【 コチャバネセセリ Thoressa varia 】 です。
珍しい種ではありませんが、愛らしい チョウ です。
[ ペンション 山の上 ] のオーナーから情報を伺った 林道をめざします。シーズン最初期の [ 王外道 ] に逢うことができるか・・・・・
道路から見える樹にも林道中の樹にも
沢山見る事が出来るのは、
[ ツルアジサイ Hydrangea petiolaris ] です。
私が 「カミキリ屋san」 だったなら・・・・・
花を掬うのに大忙しだった事でしょう。
林道の脇に・・・・・「あ!!!」・・・・・・と、次の頁へ続きます・・・・・・
toR: 撮影時は 銀白紋の発達した、【 ウラギンヒョウモン Fabriciana adippe 】 だと思ったのですが、白トビが激しく・・・・・
toL: [ オオハナウド Heracleum dulce ] に吸蜜訪れた、
【 ギンボシヒョウモン Speyeria aglaja basalis 】 と、飛びたった、【 サカハチチョウ Araschnia burejana 】 です。
[ イラクサ科 Urticaceae ] の本草葉上で見つけたのは、【 クジャクチョウ Inachis io geisha 】 の幼虫です。
そう、「芸者の子」達です。美しく変化し私達の目を楽しませてくれる筈です。
GX100
艶やかな 翅表 とは全く逆の 翅裏 です。木陰や落ち葉の上等では見事な 隠蔽色 となるのでしょう。
[ アキタブキ Petasites japonicus giganteus ] の葉上に止まったのは、本州では 高山蝶 の、
【 コヒオドシ Aglais urticae connexa 】 です。
初めて見るその複雑な緋色にはため息が出るばかりです。
もの凄いスピードで私達の横を通り過ぎた、【 ミヤマカラスアゲハ Papilio maackii 】 です。
青く輝く [ Achillides ] 。そのスピードと美しさにカメラが追いつきません。
林道を進む車(ウッシーの愛車)の目の前から飛び出し、こちらが止まると チョウ も止まりました。
【 キベリタテハ Nymphalis antiopa asopos 】 です。
スレてはいますが、まだまだ綺麗な越冬個体に逢うことが出来ました。
路傍の葉上に止まっていた、【 クロヒカゲ Lethe diana 】 です。
後翅眼状紋の周りを彩る鱗紛は、スピードライトの反射でより一層綺麗にみる事が出来るのですが、スピードライトを焚き忘れ・・・