日野春〜清里〜小淵沢   家族旅行のお散歩記      ’08/07/16・17

かつて、[ オオクワガタ ] を採集した事も有る「台木」です。
姿は変わりませんが、「樹液の匂」は漂っていません。
[ スズメバチ ] も [ ヒカゲチョウの仲間 ] も飛んでいません。
どうしてしまったのでしょうか???

                              GX100 広角域

[ 昔日の日野春編 ]

ヒラヒラと、目の前に止まったのは、
[ セスジイトトンボ Cercion hieroglyphicum ]
です。

同定が難しいのですが、意外とイトトンボは好きなんです。

                D200+SIGMA150mmMacro

林縁で、[ ジャノメチョウ Minois dryas ] が、交尾していました。     D200+SIGMA150mmMacro

暑くなりはじめた、関東地方。その暑さから逃げるように、避暑小旅行へ出かけました。
どんな蟲に出逢えるか?私もMyF1♂も楽しみです。

[ ニイニイゼミ Platypleura kaempferi ] が鳴いていました。
ドコニイルカ ワカリマスカ?
                  D200+SIGMA150mmMacro

中央高速を走り、降りた場所は、「長坂」。
かつての [ 昆虫採集のメッカ 日野春 ] がどうなっているか、見てみたかったのです。
MyF1♂の目当ては「カブトムシ・クワガタムシ」。私は、MyF1♂に「オオムラサキ」を見せたかったのですが・・・

道筋の「細い クヌギ」を見て回っている時に、
[ オオオバボタル Lucidina accensa ]
を、見つけました。

          GX100 72mm域 1:1 Built,inn-TTL

車が踏み固めた道では、
[ ヒラタシデムシ の仲間 ] が死んでおり、
さらに、同じ仲間の幼虫がそれを食べる光景が。
なにか、この周辺の様子の縮図の様でした。

        GX100 72mm域 1:1 Built,inn-TTL

田圃越しに山側を見る景色は依然と変わりません。
[ ミヤマアカネ Sympetrum pedemontanum ]
の背中に哀愁が漂います。


                 GX100 24mm域

同定できませんでした。
後肢腿節が黄色い、「イトトンボ」です。
まるで、産卵をするかの様に、腹部を動かしていました。

D200+SIGMA150mmMacro

この時、一番鳴いていたセミは、
[ ハルゼミ Terpnosia vacua ] でした。
もう少し大きく撮れれば、特徴が分かるのですが。


              D200+SIGMA150mmMacro

かつての面影も見られなくなった [ 日野春 ] でした。
ナントナク、悲しくなりましたが、是も時の流れなのでしょう。
最後に、[ カブトムシ] が捕れたので、MyF1♂もナントカ納得。
この後、宿泊地の [ 清里 ] 方面へ向かいました。

最後の最後、[ 元蟲捕り小僧 ] の面目躍如
[ カブトムシ Trypoxylus dicotomus septentrionalis ] の Pr. を見つけました。
[ カブトムシ ♂ ] の下の樹皮下には、
[ スジクワガタ Macrodorcas striatipennis ♂ ] もいました。
                                       D200+SIGMA150mmMacro Built,inn-TTL

此処も、かつて 「台木のある 雑木林」 でした。
道の横にかろうじて、「クヌギ」が残っているものの、細い木ばかりでした。     GX100 24mm域

田圃の畔に、[ ツバメシジミ Everes argiades ] が舞い降りました。
畦に這いつくばっての撮影です。
                    D200+SIGMA150mmMacro

葉上にいた、[ ジガバチ Ammophila sabulosa ] が飛び立ちました。
残念ながら、「狩り」の様子を観撮する事は出来ませんでした。
      D200+SIGMA150mmMacro

「クズの葉」には、[ オオアオゾウムシ Chlorophanus grandis ] がいました。
葉縁には、
[ コフキゾウムシ Eugnathus distinctus ] も見られました。       D200+SIGMA150mmMacro