GX100

D200+SIGMA150mmMACRO

【 キイトトンボ Ceriagrion meranurum

が、現れました。

コンナ、海浜部にも生息するのだなぁ。

と、妙に関心しながら見ていると、

腹部を上下に動かしています。

存在をアピールするかの様な行動ですが、

周辺には ♀個体 は見られません。

D200+SIGMA150mmMACRO

夏休みの 8月11・12日 [ 越前海岸 ] へ行った折に [ 海浜性 ] の『蟲探し』さて、ドンナ『蟲』に逢えるか?

D200+SIGMA150mmMACRO

砂浜の流木を引っ繰り返すと、とても大きな [ 団子蟲 ] が現れました。
【 ハマダンゴムシ Tylos granulatus です。
存在は知っていましたが、見るのは初めて。こんなに大きな [ 団子蟲 ] だとは
思いもしませんでした。大きな団子蟲 に、MyF1♂ も大喜びです。




 

種名(否、グループすら)が分かりませんが、頭部と前胸背 が、赤い短毛に覆われた、
目の覚めるような色合いの
狩人バチ が、岩陰の砂の上を忙しく歩いていました。
砂の中に営巣するのでしょうか?とても目立つ、配色です。

今回の家族旅行では、本命の美山町で雨に降られ、
「蟲撮り」がままならなかったのですが、
最後の最後、あまり、観撮する機会のない、海浜部にて、
様々な昆虫を撮る事が出来、大満足で帰宅いたしました。







D200+SIGMA150mmMACRO

【 オオシオカラトンボ Orthetrum triangulare melania

が、産卵をしています。腹端で、水面を弾き、水滴と共に卵を飛ばすそうです。
此処も、塩分のある水たまりでした。
【 オオシオカラトンボ 】 も、塩分を含む水域で生育が出来るのだ。
と、自分の目で確認出来た事は、うれしい事です。

「塩水の混ざる、水たまりに、アシが生え、

其処を足場に、多くの トンボ も「羽化」していました。


【 ウスバキトンボ Pantala flavescens です。

移動性の極めて強い、[ 死滅飛翔種 ] 。

冬の耐寒水温により、ここでは、冬を越せない事でしょう。

しかし、この 「塩分のある水たまり」 ですら、世代を更新し、

更に北上を続けるのです。

D90+SIGMA10mmFISHEYE

GX100 Trimming

別個体の「成虫」を見つけました。

体長:2mm程度の小さな小さな

 Diving Beetle 。

塩水に生きる事で、

他の大型捕食昆虫との競合を避け、

人に気づかれることなく生活しています。


おそらく、多種のゲンゴロウ同様、

「蛹期」は地上(砂中)なのでしょうから、

機会があれば、その姿も見てみたいものです。

同じ、ホールスポットにて、同種の「幼虫」と思われる『蟲』を見つけました。

赤虫(ユスリカの幼虫)を捕食しているところです。

[ 潮だまり ] の中を、素早く泳ぐ小さな小さな 『蟲』 を見つけました。
MyF1♂ から、透明容器を借り、掬ってみます。
小さな小さな [ ゲンゴロウ ] の仲間です。
[ 塩水性 ] の種類がいる事は知っていたので、もしや。と思い探しました。

【 チャイロチビゲンゴロウ Liodessus megacephalus
の様です。



 

いよいよ、[ タイドプール ] に着きました。

MyF1♂ は、[ イソギンチャク ] 等、

海の生き物に夢中で魅入っています。


私は・・・・・

小さな [ ポットホール ] に、[ ボウフラ ] を見つけ、

更に、今、羽化したかのような 「成虫」 も見つけました。

口器の形からすると、吸血性の種類の様です。

が・・・「カ」 は、全くわかりません。。。。。

【 カワラナデシコ
  Dianthus superbus f. longicalycimus


が、咲いていました。




夏の焼けつく太陽の中、その淡いピンクの花は、

涼しげにさえ見えます。

GX100

「青い体色」の

【 ヨコエビ目の一種 Gammaridea 】

を見つけました。

体内の「黄色色素」が減退した、

[ AXANTHIC ] 個体です。

甲殻類では、比較的目にする機会の多い、

体色変異で、[ 青いザリガニ ] 等は有名です。

とはいえ、

[ アザンティック の ヨコエビ ] は初めて見ました。

連れ帰りたかったのですが、

[ ヨコエビ ] を飼育できる。。。とは思わず、

そのまま、草陰に消えるのを見送りました。

見つけた個体数は非常に少なかったのですが、大好きな、『勾玉の目を持つ赤い奴』
【 アカハネナガウンカ Diostrombus politus 】 です。
距離の離れた 2個体共にピントを合わせることは難しく・・・・・。



 

見たい。と、願っていた 龜蟲 ナノで、ついついカメラを向けてしまいます。
この薄い体に、沢山の ダニ が憑いている個体がいました。


 

[ ススキ ] の葉側に止まった 幼虫 を 逆光で撮影。
透けるほどに薄い体。その不思議な形態に魅入らされます。


 

D90+SIGMA10mmFISHEYE
 
 

[ ススキ ] の生えている場所には、【 エビイロカメムシ Gonopsis affinis の幼虫が。
 
 

【 トゲヒシバッタ Criotettix japonicus を撮ろうと近づくと・・・
ナント、水中へ逃げ込みました。
生憎、時計を持っていないので、計ることはできませんが、結構長い潜水時間です。
ここでも、不思議な生態に感激です。


D200+SIGMA150mmMACRO

GX100

夏の太陽がギラギラとする中、

海岸の岩場で咲き誇るのは

【 コオニユリ
     Lilium leichtlinii f. tigrinum


青い空・草いきれ

 その中に咲く赤い花は

  まるで、夏の太陽。